本日の積み上げ57日目。近畿NO.1を決める戦い!東山高校VS報徳学園ウィンターカップをレビューします!
みなさまこんにちは!
ポケモンGOでグラードンの色違いが出て非常に喜んでいるてぃーやです。
さて本日は久しぶりにバスケットを観戦しましたので、そちらの試合のレビューをしたいと思います。
本日観戦しましたのはウィンターカップ東山高校VS報徳学園です。
ウィンターカップで近畿NO.1を決める戦いが観れるということと、チームのコンセプトが非常に似ているチームということでエリートエイトで1番注目していた試合です。
どういったところが似ているのかと言いますと
・正統派ポイントガードがチームを引っ張る
・留学生のセンターがどちらも強力な存在
・スコアリーダーがいること
かなり似た特徴を持っています。
正統派ポイントガードは東山は米須君、報徳は宇都宮君と周りにパスを供給しながら局面をみては自らスコアしに行くといったかなり似ているタイプ同士です。
そしてセンターの東山はピエール君・報徳はディビット君と高さと強さが売りの留学生です。
スコアリーダーは東山は松野君・報徳は丸山君と外のスリーポイントであったりカットインなど外でも中でも得点を取ることに長けている選手です。
どちらがお互いの長所を活かしつつ、相手の長所を消すのかということに対してアプローチして行くのかというポイントガードのコントロールに注目しつつ、お互いのエースやセンターがいかに躍動するのかということにも注目しました。
さてゲームの入りは両チームかなり重い展開でしたね。
東山は全くシュートが入らずリズムに乗ることができませんでした。
アウトサイドシュートに関しては正直入る気がせず、インサイドのカットインからのスコアを狙うもディビット君が待ち構えていましたので、普段のリズムでシュートを放ててはいないのかなと思いました。
バックシュートやフローターなど狙っていましたが高さを意識し過ぎて得点を積み重ねるには至りませんでした。
対して報徳は昨日のギャップがあったのかと思いました。
昨日の岡山商科大学附属との試合ではディビット君に簡単にパスが供給されて簡単にスコアにつながっていましたがなかなかインサイドにボールを入れることすらできませんでしたね。
外しかボールが回らずドリブルも多くなりリズムを作るにはつながりませんでしたね。
パスも回らないことから東山ディフェンスも自分のマークマンに集中すれば良くなり全体的にアグレッシブに付かれていたように思います。
それでも前半を2点差で終えることができたのは報徳としては非常に救われた部分だったと思います。
そして第2ピリオドですね。
東山がディフェンスからスティールからの速攻が決まるようになりジリジリとリードを広げていきます。
報徳もなんとか丸山君のスリーポイントやフリースローで加点しながらディビット君のリバウンドからのシュートなど本来の形を作ることに成功しだしましたが、思っているほどスコアが伸びませんでしたね。
ここにディフェンスシステムの差が大きく違うことに注目しました。
まず東山は基本的にピエール君がフロートすることはなくアンダーでペイントを絶対守るマンになります。
その他の東山の選手はスリーポイントをチェックしながらドライブに対してはある程度抜かしてもいいようなディフェンスをします。
インサイドにカットインしてきた選手に対して後ろからマークマンが、前からはピエール君のブロックとして簡単なスコアを防ぐことに全力を注いでいたように思えます。
その結果前半だけでピエール君のブロックが3本とシステムの構築に成功していたと思います。
レイカーズみたいにマギーやデイビス、ハワードみたいにペイント守るマンを置くシステムと非常に似ています。
それに対して報徳は点数を早く詰めたいという焦りもあったと思いますがギャンブル的にどんどん前に前に攻めるようなパスカットをしようという姿勢が見えました。
個人的に気になったところとしては不用意に飛び込んでパスカットができなかった時にヘルプに行くのがディビット君と言う所です。
高さがあってブロックすることが得意ですがドライブしてきてある程度ズレができてしまっては高さを活かしきることができません。
東山のシュートは外れましたがディビット君が外につり出されて、ペネトレイトでちぎられるようなシーンもありましたので報徳のディフェンスは諸刃の剣といった印象を受けましたね。
そして第3ピリオドです。
一気に試合が動きます。
宇都宮君のスリーポイントや安井君のスリーなどで一気に点差を詰めます。
が、東山も米須君のスティールからの得点や中川君のシュートなどでリズムをつかんだかのように思いましたが、住本君のオフェンスリバウンドからのバスカンで流れを引き戻しました。
完全に流れが東山に行くところをタフショットをねじ込みつつバスカンを成功させるあたりにこの選手の強さを感じました。
オフェンスの流れも悪く東山に走られてもおかしくなかった展開でしたが、流れを食い止めるとそこから宇都宮君のスティール・ディビット君のスティール2本からイージーに点数を取ることで流れを強烈に報徳サイドに引き戻しましたね。
第2ピリオドではギャンブル的なディフェンスで失敗していましたが攻めるようなディフェンスがしっかりと成功していましたのでまさしく諸刃の剣でした。
その攻めるようなディフェンスが成功すると米須君にもしっかりとミスを誘うなど報徳の爆発力は桁違いでした。
完璧な流れから報徳リードで折り返してファイナルピリオドです。
勝負の第4ピリオドは立ち上がりから完全に五分五分な展開で報徳がスコアしたら、東山もスコアするなど点差が離れません。
そんな中でも完全にやらかしたプレイがありました。
ここまで攻守に大活躍していたディビット君が完全にシュート後にもかかわらずファウルを犯します。
3点プレイになりませんでしたが何が問題だったかと言うと個人ファウルが4つになったことです。
結果的にはこのファウルが勝敗を決めたといっても過言ではありませんでしたね。
東山のカットインに対して本来のディビット君ならブロックに飛ぶなどそういったプレイを見せつけるはずが、ファウルをしないように後ろで手を組んで体だけ寄せに行くディフェンスをしていました。
高さを活かせていませんし、シューターにプレッシャーをかけきることができていませんでした。
東山にリードを許してからは前半同様早く追いつきたい・逆転したいと言う気持ちが大きくなり報徳ディフェンスが全体的にスティールをしたいと言う欲に負けて戻りが遅くなっていました。
そこを米須君・堀君が見逃しませんでしたね。
逆手にとって簡単にスコアにつなげていましたから報徳としては我慢しきれなかったですね。
ディビット君が4ファウルになったことでインサイドへのペネトレイトもガンガン来るように勢いをまとった東山に対抗するすべは報徳にはもう残っていませんでしたね。
ディビット君がしてしまったファウルに対してしっかりと隙をついてきた東山とカバーできなかった報徳といった感じで終戦です。
リードが入れ替わるなどお互い持ち味はしっかりと出せていたと思います。
米須君も宇都宮君もピックアンドロールの使い方が非常に上手いですね!
ディフェンスのズレを的確に見抜いてそこに対してアタックするなどバスケットIQの高さを垣間見ました。
ただやはり普段京都府内で洛南と戦っているだけあって東山の方がバスケットはうまいのかなと感じました。
ここのちょっとしたさが勝敗を分けましたね。
それでも報徳は二年生中心のメンバーですので来年ディビット君にはラストイヤーになりますのでなんとか兵庫県民の私としてもさらなる高みを目指して欲しいと思います。
そして東山にはインハイの借りを返せるように福岡第一にぶつかって欲しいと感じましたね!
現場からは以上でーす!